人生の先輩

　ソファーの上で、

　何かをじっと見つめる小吉さん。

　






　その、熱い視線の先には・・・

　ひげさん（相方）の背中が。

　










　そう。小吉さんは、

　ひげさんからもらう（予定の）

　おやつを待っているのです。

　









　ひげさん、毎日なにかしらくれるからね。

　今日は、まだなんですか？

　

　それで、ひげさんをストーキングしてるって

　わけですか。



　いつも不思議に思うんですが

　時計を持っているわけでもないのに

　「そろそろごはんですぜ」とか、

　「そろそろお散歩ですね」とか、

　「そろそろおやつじゃねえですか」とか

　なんでわかるんだろう。

　









　おっ！気配を察したひげさん、

　後ろを振り返って、

　小吉さんに何やら説教をはじめましたゾ。

　

　・・・・・。






　

　？？？








　


　うーん。

　人間長く生きてると、やっぱり人生の後輩に

　説教したくなるんでしょうな。

　でも、相手は愛玩犬１００％のパグ～♪

　ひげさんのありがたい（？）お言葉に

　耳を貸すはずもなく・・・。










　

　意味不明な事、されちゃってるし・・・。







　わしゃわしゃ～って、されちゃってるし・・・。

　

　無表情ですけど。











　

　おやつの事だけかーいっ！









　ひげさん、再びテレビに 向き直っちゃいましたヨ。

　（あ・・・ＣＭ中だったのね。）

　

　ちって・・・。









　


　・・・・・


　

　この後、ちゃんと小吉さんに

　ジャーキーをあげていたひげさん。

　飴とムチを使い分ける上級テクニック（←？）ですな。




　しかし、小吉さん・・・

　ふてぶてしすぎですわ。

　トホホ。

　
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